経皮吸収とは、皮膚を通して成分が体内に入ることを指します。又、悪い成分が体内に侵入し蓄積することを『経皮毒』と言います。
例えば、婦人科の病院で処方されるお薬がシート状になっていて内腿に貼りつけて経皮吸収で体内へ浸透させるいうものがあります。これは、内服するより効いて欲しい部分にすぐ経皮吸収で成分を届けられるからです。
このように既に、器官を広げたりホルモン系などの経皮吸収型のお薬は用いられています。
凄いのが、経皮吸収の場合入った成分は10日経っても約10%しか排泄されません。つまり殆どが皮下組織に蓄積されるのです。悪い物質は入れたくないですが、良い物質は経皮吸収でとり込むのが効率的ですね。(有害な物質を食べた場合は約90%排泄される)
経皮吸収の種類
①付属器官経路
⇨手穴や汗腺から吸収される
②細胞間隙経路
⇨細胞と細胞の間から吸収される
③細胞実質透過経路
⇨細胞内を通過して吸収される
この中でも毛穴や汗腺から吸収される確率は約2%です。残り98%が②、③の経路で吸収されます。
毛穴や汗腺から吸収できる分子サイズ
⇨1000以下
細胞間、細胞内から吸収できる分子サイズ
⇨500以下
吸収率は部位によって違う
⇨最も経皮吸収しやすいのは生殖器周りです。その次が頬、額、頭皮と続きます。
経皮吸収されやすい条件
⇨身体が温まっていて血流が良いとより経皮吸収されやすくなります。
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エステでパックや美容オイルでマッサージする事で、美容成分が経皮吸収され体内に入り、良い作用をもたらしてくれます。
逆にナプキン、シャンプー、ボディーソープ、ハンドソープ、化粧品などの化学成分が経皮吸収される過程でアレルギー反応を起こしたり、体内で蓄積し悪さをする事もあります。
折角なら良い物を浸透させたいですよね!
お肌につけるものの品質に少し意識を向けると、今のお肌や体調がより良く変わるキッカケになるかも知れませんよ…!
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